令和2年度の念仏行脚は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。本来巡る予定であった、豊島組 傳通院一山を動画に収録しました。撮影にご協力いただきましたご寺院様には、深く感謝申し上げます。
↓こちらから試聴できます↓
令和2年度の念仏行脚は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。本来巡る予定であった、豊島組 傳通院一山を動画に収録しました。撮影にご協力いただきましたご寺院様には、深く感謝申し上げます。
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◎入退室自由、事前予約不要、参加費無料
都内数カ所で介護をテーマにした茶話会を開催します
・親の介護が難しい、
ぶつかってしまうことが多い
・身内を施設に送ってしまったけれど
よかったのかな……
・兄弟、親族の理解が得られず、
悩みを一人で抱えています
・親の介護は終わったけど、
今の気持ちを話す相手がいない
・行政から受けられるサービスの内容を
知りたい etc.
皆様の思いや悩み、過去の経験など
ご自由にお聞かせください。
一つ一つのお話が参加者の方同士の学びや
心の支えとなります。
現在介護中の方以外も
大勢ご参加頂いています。
お仕事で介護に携わっている方も
是非お越しください。
*どなたでもご参加頂けます。
普段お寺とお付き合いの無い方も
お気兼ねなくお立ち寄りください。
*介護技術や行政の手続き等のご相談は
専門の方に答えて頂きます。
*知人、友人の方にもご紹介ください。
*会で得た参加者の方の個人情報は
他言しないことをお約束頂きます。
[次回日程]
・5月11日(土) 14:30-16:30
奥戸カフェ(第1回)
会場:専念寺(せんねんじ)
葛飾区奥戸8-10-19 ※3ヶ月に一度
[JR総武線 小岩駅より徒歩18分 (バス利用10分)]
◎お問い合わせ先
専念寺 電話:03-3691-2093
・5月20日(月) 14:30-16:30
ひばりカフェ(第2回)
会場:浄心寺(じょうしんじ)
西東京市ひばりが丘4-1-20 ※3ヶ月に一度
[西武池袋線 ひばりヶ丘駅よりバス利用15分]
◎お問い合わせ先
香念寺 konenji378@gmail.com
・5月21日(火) 14:30-16:30
亀有カフェ(第16回)
会場:香念寺(こうねんじ)
葛飾区亀有2-40-3 ※原則奇数月第3火曜日
[JR常磐線各駅停車 亀有駅より徒歩8分]
◎お問い合わせ先
香念寺 電話:03-3602-1287
(↑ クリックすると画像が拡大します)
浄土宗東京教区後援
浄土宗開宗八百五十年慶讃おまちうけ事業
浄土宗東京教区寺庭婦人会発足50周年
仏教音楽コンサート
「未来に響く み仏のこころ」
(平成30年6月27日 於:サントリーホール)
DVDが完成しました。ダイジェスト映像を是非ご覧ください。
「浄土宗東京教区YouTubeチャンネル」
( ↑ クリックしてください)
平成30年3月13日、参加者51名をお迎えして大本山増上寺にて行われました。
今回は、近隣のご住職のガイドを聞きながら旧境内地を歩き、当行事オリジナルの御朱印が授与されることもあり、大勢の一般参加者が集いました。
当日は天気に恵まれ、まず圓光大師堂にて法要を行ないました。その後3班に分けれて境内地を、お念仏をお称えしながら歩きました。
そしてイヤホンガイドで案内を聞きながら約70分程、三門を出て旧境内地を歩きました。境内に戻り、再びお念仏をお称えしながら圓光大師堂まで歩き、最後に法要を行ない、参加された皆さんは御朱印を受け取られました。
春の良き日に仏縁を頂きながら、参加者の笑顔を沢山頂戴できました。
次回も参加をお待ちしております。
⁂各写真はクリックすると拡大します⁂
浄土宗東京教区では、大本山増上寺「阿弥陀さまからのお福わけ2018」を後援しております。
「お福わけプロジェクト」は、大本山増上寺大殿の御本尊さま(阿弥陀如来さま)にお供えされたお餅をつき直し、ご縁を頂戴した皆さまにお届けする活動です。毎年4回ほど予定しております。
主催:大本山増上寺
後援:浄土宗東京教区
協力:浄土宗総合研究所
キャラクターデザイン:青池良輔氏
チラシデザイン:安達日向子氏
カメラマン:関根義人氏・菅波正行氏
*画像をクリックすると拡大いたします。
ぜひご覧ください。
浄土宗東京教区浅草組青年会に属する青年僧有志を中心に「仏教とお寺とお坊さんを身近に感じる事が出来る場所」として毎月1~2回『茶坊えにし』というイベントを開催しています。
<このページの各写真はクリックすると拡大します>
茶坊とは「茶房+お坊さん」の造語であり、えにしとは「縁」の事を指し、僧侶とお茶を飲みながら仏縁を結んで頂きたいという意味を込めた名前での活動を行っております。
主な告知方法はHPとSNSにおいて行い、イベント終了後に参加者に毎回アンケートを取り、次回以降のイベント内容を参加者の方々が興味を持たれている内容に添えるよう企画しております。
浅草周辺寺院を中心にお寺を会場とした様々な内容のイベントを企画し、時には自分達が指導する立場になり、また時には専門の講師の先生をお呼びして、参加者の方々と机を並べて私達僧侶も一緒に学んでおります。そのように一緒に同じ立場で学ぶことにより、参加者の方々と僧侶の心の距離が近くなり、僧侶として寄り添う姿勢が自然に生まれてくるのではないかと考えて活動しております。
今まで行いましたイベントの例と致しまして、書初め・七福神巡り・写経・写仏・十夜法要・数珠繰り念仏・腕輪念珠作り・お香作り・茶道体験・ヨガ・座禅・雅楽演奏会・篆刻作りなどを行い、大本山増上寺においての団体参拝、総本山知恩院、比叡山延暦寺への団参旅行という本山寺院への参拝も積極的に行っております。
また、毎年夏には東日本大震災復興支援活動の一環で宮城県に赴き、炊き出しと現地での慰霊法要を行っております。
仏教への入り口として寺院で様々なイベントを行うことにより、仏教と寺院への関心を持って頂き、寺院に足を運んで頂きたい。
各イベントの終盤に趣旨に沿った法要を行うことにより、仏教をもっと身近に感じて頂きたい。
そのような思いを込めながら継続的な活動を行い、平成28年現在、活動開始から5年目に突入し、イベント数は70回を超え、定期的に参加して頂ける方も徐々に増えていっております。
これからの仏教、そして浄土宗を伝えていく一つの形として、今後も多方面の方々のご協力を仰ぎながら活動していければと考えております。(浅草組長寿院副住職 北川琢也)
「想い、持ち続けて・・・」
法問寺寺庭
鈴木裕子
2011年、東日本大震災から、もう、4年以上が経ちました。
住職は、あの年の春の彼岸が明けてからは、ボランティアとして登録している、赤十字の医療班のサポートなどで、東北三県に何度か行っておりました。福島に行っている時などは、放射能の数値を毎日のニュースで確認して気をもんだりしたものでした。
それで、私には何ができるのだろうか?と考えましたが、二人して出てしまうわけにもいかず、後方支援としてできることを探すことにしました。
後方支援で、まず思いつくのは、物資やお金などの支援でした。自分個人としてそれをすることが第一行動、そして、第二行動として……自分ひとりで終わらずに、周りの人たちと気持ちを合わせて何かしていこうと思いました。そこで、法問寺に咲く花の写真でポストカードを作って、その売り上げを寄付にしたらどうか…?と、5枚1組の蓮のカードを作りました。
私はカードを作って皆さんに呼びかける、皆さんはカードを買ってくださって後方支援に参加してくださる、という形です。そして、この「ポストカード支援」は、この年の夏までに数百組を売ることができ、まずは災害遺児たちへの募金として15万円を贈ることができました。たった15万という方もあるでしょうが、500円ずつの皆さんの気持ちが集まったお金ですから!という思いでした。
この後も現在に至るまで、このポストカード支援は細々ではありますが続けており、その都度、被災地向けの物資支援の資金となりました。
その物資支援は、初めは主に福島や岩手にある遠野ネットさんなどの、その時々のニーズを新聞・ネットなどで探して送るようにしておりました。その都度、お礼のはがきをくださる団体もあり、全国からたくさん届くであろう物資に細かな対応をなさっていらっしゃるので、かえって恐縮いたしました。
住職の東北行きのおり、知り合った岩手の私設避難所となっていた神社さんにも、この避難所が閉設になるまでの間、物資などの後方支援をさせて頂きました。こちらでは、多い時には150人を超える方々が暮されており、避難所長となられた宮司さんの精神的な負担はとても大きく、お顔も存じ上げない間柄でしたが(それがよかったのかも・・・?)よく長電話でお話を伺いました。2011年8月に最後のご家族が出られて避難所を閉じられるまで、被災直後から日を経ていくにつれの大変なご苦労を思うと、本当に頭が下がります。
後日、こちらに初めてお尋ねしたおり、私は奇しくも声が出なくなっておりましたが(笑)、宮司さんとかたい握手をかわし、宮司さんも私も目頭を熱くしました。
併せて、我が家に犬の家族がいるので、動物家族のことが気になり、こちらもわずかな後方支援ですが、ポストカード支援をして物資を動物の避難所宛に送っておりました。
しかし、私はその間一度も被災地には立ったことがないまま1年が過ぎ、2012年春に初めて岩手を訪れ、その1年、自分なりに「どんなに微力でも何かしないと!?」と思っていたはずの気持ちは大きく揺らぎました。
私が訪れた時は、それはいいお天気に恵まれ、海はどこまでも穏やかで、あのテレビの画面でも十二分すぎる恐ろしい脅威はみじんも感じられない……。しかし、振り返るとそこには……確かに以前にはそこに街があり、たくさんの人々の暮らしがあったはずの地が無残にむき出しのままどこまでも広がっている……。 車で走っているだけで、そこここどこからも、そこに暮らしていらしたであろう方々の気持ちなのか、そののどかな陽気と景色とは裏腹な何かが、私にはとてもとても重くのしかかってきました。
ちょうど新聞に、宗派は忘れましたが若いお坊さんの記事がありました。やはり、あまりに膨大な被害のこの大災害を前にして、何をしても仕方ない、という無力感・虚無感からどう脱していいのかわからずにいる・・・というような内容の記事でした。読みながら、私もそれまで自分が自分なりにと、やってきたことはいったいどうなんだろう……と考えさせられました。
しかし今思うと、この初めての東北行で、仮設住宅などそこで暮らされている方々と触れ合うこともできました。そして、この時に会えた方々から「どんな微力でも何もしないより、何かできることを探してやり続ける!」ということを続けていこう……と思えるパワーを頂いていた気がします。
これを機会に、微力な後方支援は御縁でつながった仮設の方たちのお手伝いをできたら・・・という方向になりました。
東京に戻り、夏に向けてポストカードだけでなく「うちわde支援!」と銘打って、白い団扇に色づけをして言葉を書いて、その団扇も、支援グッズに加えました。
檀家の皆さんをはじめ私の周りの方々のご協力を得て、おかげさまで200本以上の団扇を書き、皆さんに買っていただきました。この時の売り上げは、仮設住宅の夏祭りの子供たちのお菓子やら花火などにすることができました。
季節ごとの花のポストカードや、法問寺に咲いた蓮の実を入れた腕輪念珠なども支援グッズに加えました。また、「支援グッズにしてください」と、手作りの袋物やらブローチなどを持ち寄ってくださる方もでました。
福島の青年会の方たちの「浜○カフェ」のお手伝いに加えていただいたり、岩手では仮設住宅に泊めて頂き、皆さんからたくさんのパワーを頂き、支援しているというよりこちらが頂いているほうが多いように思います。
また、協力頂いた方々には逐次とはいかなくても、なるべく具体的にどのように皆さんの気持ちが使われたかを報告するように努めました。そして、現在進行形で「まだ、続いている」ということを皆さんに伝え続けなければ、という気持ちもありました。
近年特に、あちらこちらで災害が増えています。そのどこにも支援は必要ですが、超!微力なお手伝いしかできないので、今も東日本向けの支援を続けています。
今年4年目を迎え、仮設の窓口になってくださっているHさんからは「忘れないでいてくれること、それで十分。いつでも、また来てください!?」と言われました。何回かしかお邪魔していないのに、うちの犬が病気になったことを人伝てに聞いたという仮設の方々から、応援のメッセージを頂いたりもしました。2回ほど一緒に連れて行ったとき、それは愛おしそうに抱っこしてくださった方たちもいらっしゃったのを思い出します。
本当に、不思議な御縁です………
徐々に災害復興住宅もでき、仮設住宅からぽつりぽつりと人が減っていき、また、せっかくつながりが出来ていたご近所さんたちも散り散りになってしまったりしているようです。そうした新たな出発に伴う色々な問題点などは、こちらにいるとなかなかわからないことです。
だからこそ、これからも何ができるかわからないけれど、あちらとつながって、こちらでもできることを探しながら、周りの皆さんに周知して頂くお手伝いができれば……と、思っています。
去る10月5日・6日の一泊二日で、教化団としては5月以来3回目となる東北被災地を訪問し、念仏行脚並びに慰霊法要を行ってまいりました。折しも台風18号が日本列島を縦断している最中で、新幹線が運行するかどうかという荒天の中、教化団長はじめ教化団理事他総勢8名で岩手に降り立ちました。
気仙沼市経由で陸前高田市に向け陸路出発しましたが、激しい風と雨は一向に収まらず、初日の予定していた念仏行脚は断念せざるを得ませんでした。
最初に訪れた浄土寺(陸前高田市)様では、同じく東北を訪問されていた浄土一洗会の諸上人と合流し、土屋教化団長導師のもと、合同で東日本大震災の物故者慰霊法要をお勤めいたしました。
法要後御住職より震災当日の様子、多くの檀信徒の方が犠牲になった事、復興の経過や今後の展望などをお話していただきました。
御本堂から町を見渡すと、空中には土砂を運ぶベルトコンベアーが張り巡らされ、かさ上げ工事が急ピッチで進められている様子がわかりました。また近くの復興住宅では、入居の為の引っ越しのトラックが止まっているのが見え、そういったことからも少しずつ町が,そして生活が変化していることがうかがえました。
その後、今回の震災で浄土宗では唯一住職として御遷化された三宮上人の住持されていた荘厳寺(陸前高田市)様を訪問し、墓前にて御回向させていただきました。そして5月に続き3度目となる大船渡市の永沢仮設住宅に向かいました。
前回の訪問では、仮設住宅に泊まらせていただき、夜は住民の方との茶話会をさせていただきましたが、今回は都合により初日は宿泊のみとなりました。その仮設住宅の部屋は思ったより広い印象でしたが、それは生活品が置いていないためだと気づきました。実際に生活をしている方の部屋にお邪魔させていただきましたが、やはり手狭な印象でした。また当日は、雨や風が強かったこともあり、それらの音が気になるといった遮音性の問題、そしてこれからの雪のシーズンは密閉性の問題など様々な課題があることも気づかされました。仮設暮らしが長期化していることもあり、早急に課題を解決する必要があると感じました。
そして翌日は、仮設住宅の集会所にて住民の方も多数参加していただき、慰霊法要をお勤めさせていただきました。
永沢仮設住宅は、高台にある大船渡中学校の校庭に建てられており、窓からは港や海が見えます。やはりそういうなかで、当日のことを思い出す方も多かったようです。亡くなった家族や友人への思い、そういったものが合掌・念仏を通じて伝わってくるような気がしました。
3年という月日がたった今でも住民の皆様は様々な問題を抱え、そして新たな問題も出てきているようで、法要後の教化団理事との茶話会では、熱心に質問されている方もいらっしゃいました。
また帰るときは車が出発するまでお見送りをしていただき、感謝と共にまた再訪させていただければとの思いを新たにいたしました。
仮設住宅を後にし、その後釜石経由で大念寺(大槌町)様を訪れました。そこでは再び「浄土一洗会」の諸上人と合流し、御本堂にて慰霊法要をお勤めさせていただきました。
また法要後には御住職より震災当日の様子や、被害状況、復興の経過などをお話しいただきました。
陸前高田市同様、被害の凄まじさに改めて驚かされました。
そして天候ももどり、町の中を念仏行脚を行いました。
海沿いにしばらく歩みを進めましたが、本当に穏やかな海で、津波など想像できません。しかし釜石の遊覧船「はまゆり」が屋根に乗った民宿の残骸や
津波到着時の時間で時が止まっていた大槌町役場の建物の惨状など
陸に目を向けると津波の恐ろしさがわかります。こちらでも土地のかさ上げなど急ピッチで工事が行われていますが、復興にはまだまだ時間がかかるという事を身をもって感じてきました。
今回2日間という短い期間の訪問でしたが、住民の方との触れ合いやまた復興の現状などを身近で感じることが出来ました。今後も継続的に訪問させていただければと思っています。
(文:城北組 快楽院 小池章弘、撮影:浅草組 西光院 若林隆壽)
東日本大震災発生当時、私は浄土宗東京教区青年会の会長を務めており、被災地支援に努めてきました。任期満了の平成24年4月より同会の災害対策委員会委員長として、東日本大震災の被災地支援と同時進行で東京で災害が起こった場合の備えを検討してきました。
(写真・文:感応寺住職 成田淳教上人)
東京都の災害想定や災害に関係する資料等を調べていく中で、平成25年4月1日より、帰宅困難者対策条例が施行される事を知りました。趣旨としては、災害発生直後の危険が伴う中での移動を抑制すると共に、多数の帰宅困難者により道路が混雑し、優先して行われるべき救助・救援活動などに支障が生じる事を防ぐための条例です。
事業者は、従業者3日分の備蓄を行う事、集客施設は利用者の安全確保に努める事が主な内容です。
それらを基に、私なりに災害時の寺院の有り様を想定し、下記の準備を行いました。
①食料及び生活用品の備蓄
◎食料品の備蓄◎
(各画像はクリックするとより大きく表示されます)
法事やその他の参詣者を大吉寺は30名、感応寺は20名の想定で、それぞれ3日間の食糧及び生活用品の備蓄。また、この人数想定は、余裕を以って客殿等で寝起きできる人数でもあります。
(約2畳あたり1人程度の面積で計算)
ご法事が有る場合は、檀信徒が帰宅困難者とならないように、3日間寝泊りできる想定とし、ご法事が無い時には、近所の避難所に寄付する等有効な活用を考えます。
他の地域で災害が起こった場合は、半分程度の量を被災地に提供する予定です。
感応寺の収納スペースは幅180cm×奥行45cm×高さ180cmの棚二つで十分な余裕があります。
大吉寺の収納スペースは180cm×60cm×180cmの棚二つに収納しています。
賞味期限は3年~5年のものが多いので、3年の場合は2年で、5年の場合は4年で買い替え、慈善団体に寄付したり、檀信徒に試食として配布する予定です。
水については、一回目の入れ替え時には、飲料用以外の非常用水として、そのまま保管する事にしました。
平均3年で入れ替えるとして、1年あたりのコストはおよそ下記の通りです。
10人分約25,000円、20人分約40,000円、30人分約50,000円、
40人分約70,000円、50人分約85,000円。
備蓄用食料品は、リストをもとにamazonや楽天などネット通販で揃えました。
この場合、賞味期限などの項目をしっかりとチェックして、信用できる業者から購入する必要があります。
生活用品も、食料品と同様amazonや楽天などネット通販で揃えました。生活用品は項目ごとに同じ出展者で揃えると、必ずとは言えませんが、同じダンボールに入って届くので、内容確認してそのまま、収納する事ができて便利です。
大吉寺の場合は客殿が畳や絨緞なので座布団を利用する等して、寝る事ができますが、感応寺の場合は土足のまま入るスタイルなので、キャンプ用の銀マットを毛布と同数用意しました。
大吉寺・感応寺の両寺共にソーラーパネルを設置、停電時の電源を考えています。
感応寺の場合は5kwのソーラーパネル、4kwhの蓄電池を置き、一時的には、各種充電や、扇風機程度を動かせるように考えています。
また、両寺共小型の発電機を用意しています。
太陽光パネル一式 2,700,000円
蓄電池・無停電装置 750,000円
感応寺のソーラーパネル設置や蓄電池は、感応寺と関係のある株式会社イーウェイズを通して購入設置しました。パネルメーカーや電池メーカーを調べてもらい、メーカーごとの性能比較や金額比較、設置工法(屋根に穴を開けない工法)などを見た上で決定しました。
③暖房器具の変更
エアコン以外に電源を使用しないタイプの灯油ストーブを数台使用しています。燃料の入れ替えも考え、冬場は、灯油ストーブを主に使用しています。
灯油ストーブは、暖が取れる他、少量のお湯を沸かすこともできるため、災害時にも有効と考えています。
灯油は最寄りのガソリンスタンドで配達してもらえるところから、灯油タンク4つを購入し、冬場は4つのタンクをローテーションで使用し、残りが1つになった段階で3つ分を発注することとし、常にタンク1つ分は灯油が有る状態にしています。
④演習(バーベキュー)
災害用に備蓄している調理用品等は日常のものと使い勝手が異なる為、それらが倉庫に有っても、いざという時に危険な使い方をしたり、うまく使えなかったりという事がないように、その他の準備をする事無く、突然「今日の夕方、有るものを使ってバーベキューをします」と職員に言い、使ってみるという事を行いました。
その中で、炭火がうまく起こせないとか、ランタンが今あるものでは暗い、その他の意見を纏め、足りないものや、有ると便利なものを追加する等しました。
⑤備蓄品の管理
賞味期限や燃料類のローテーションなど、計画通りの物品を使える状態で維持するために、見える位置に消費期限を書くようにしていますが、Excelで期日の管理をするなどの方法を試用中です。
以上