2010 年 9 月 のアーカイブ

平成22年度「仏教成人大学」教養講座

2010 年 9 月 8 日

仏教への理解を高め、お念仏の信仰を深めるために、
浄土宗東京教区教化団が開く教養講座です。
 今年度もたくさんの方々にご参加いただきました。
 来年度も奮ってのご参加をお待ちしております。
  

(各回共通)
 時間:13:00~15:45 
  場所:大本山増上寺三縁ホール
  受講料:各回とも1000円
  お問合せ・申し込み:東京教区教務所まで

  (←クリックすると拡大します)

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第3回 11月22日(月)
 「明るく、楽しく、諦めない」
  元フリーアナウンサー

  ピアニスト辻井伸行氏の母 辻井いつ子先生
 東京生まれ。東京女学館短大卒業後、フリーのアナウンサーとして活躍。長男伸行が全盲とわかり、手さぐりで子育てをスタート。持ち前の積極性と行動力で伸行の才能を引き出した。
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第2回 10月13日(水)
 「法然上人を導いたかた 
        - 唐の善導大師について」

 大正大学講師 
      赤坂・浄土寺住職 阿川正貫先生

 昭和33年東京生まれ。早大第一文学部東洋哲学専攻卒。大正大学大学院博士課程修了(仏教学)。芝中高国語科講師、淑徳短大非常勤講師を経て現職。浄土宗海外留学生として95年から2年間上海に滞在経験を持つ。
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/><br /></strong><br /></p> <p><strong><img class= 第1回 9月8日(水)
 「美しい音ときれいな音のちがい」 
 チター奏者 内藤敏子先生

内藤チターアカデミー主宰。日本チター協会会長。日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団との協演や「名曲アルバム」、「題名のない音楽会」等テレビ番組にも出演されており、秋篠宮妃紀子殿下のチターの先生としても知られています。

 「美しい音」と「きれいな音」の違いをテーマに、東山魁夷画伯との思い出を交えながら、普段から心掛けて努力することの大切さをお話しいただきました。チターのスタンダード曲や、日本の名曲が美しいチターの音色にて演奏され、会場の受講者から歌声が聞こえました。

今月の法話(9月)

2010 年 9 月 1 日

yoshida

 

  「お彼岸・実在のお浄土」

 

   山田紹隆(江東組 正源寺) 
 

  

 「これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界あり。名づけて極楽という。その土に仏まします阿弥陀と号したてまつる」
 阿弥陀経という御経の中で、お釈迦様が一番始めにお示し下さったお言葉です。
 「今、私達がいるこの場所より、遥か西の彼方、十万億という多くの仏様の世界を過ぎた所に、また一つの世界がある。その世界を極楽と称し、その極楽世界に仏様がましまして、自らを阿弥陀と名乗っておられる。」
 お釈迦様は阿弥陀経の中で、極楽浄土の場所を明確にお示し下さっておられます。

 私達は遠い昔より、迷い苦しみ多き六道輪廻の世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を生死を繰り返しながらグルグル巡り続け、今の世で人として生を受けております。この六道輪廻は因果応報の世界。良い行いをすれば良い結果が生じ、悪い行いをすれば悪い結果が生じる。自分自身の行いで次に生れる世界が決まって行くのです。

 煩悩のままに日暮を送り、方向が定まらず六道世界で生死を繰り返している私達。この生死を繰り返す迷いの世界を「此岸(しがん)」と申します。この迷い苦しみの「此岸」から、私達を救う為に仏様と成って下さったお方が阿弥陀仏です。極楽浄土というこの上ない清らかな国土、迷い苦しみ無き世界を六道世界の外に構えて下さり、「南無阿弥陀仏」と我が名前を称える者必ず極楽浄土へ救い取るとお約束下さっておられます。

 六道輪廻の世界であります「此岸」を厭い、極楽浄土へ往生したいと願って「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えれば、私達がこの世で命終えるその時に、阿弥陀仏御自らお迎えに来て下さり、西方極楽浄土へと往生させて頂けるのです。この極楽浄土を、迷い苦しみの世界であります「此岸」に対して、清らかな悟りの世界「彼岸」と呼ぶのです。

 お彼岸のお中日は、昼夜の長さがほぼ等しくなる日。太陽が真東から昇り真西に沈みゆく、その夕日の沈む遥か彼方に実在する極楽浄土。先立たれた方々が阿弥陀仏のお導きを頂き仏様と成ってゆかれる世界であります。
 阿弥陀仏は今この瞬間にも、極楽浄土から私達に、「我が名を称えよ、必ず救う」と呼びかけ続けて下さっておられます。阿弥陀仏は私達に、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称える事を願っておられるのです。それはそのまま、極楽浄土にいらっしゃる先立たれた方々の願いでもあります。私達が極楽浄土へ往生させて頂いたのならば、同じ蓮台で先立たれた方々とお出会いさせて頂ける世界でございます。この世限りでは無く、後の世までもご縁を結ばせて頂けるのでございます。

 お彼岸は亡き方に想いを馳せると同時に、夕日の沈む西の彼方に在る極楽浄土を慕い、極楽浄土へ往生したいとの気持ちを新たにする期間でございます。
 皆様方のお念仏のお声、お姿、阿弥陀仏はもちろんの事、亡き方もお喜びになりながら聞いて下さり見て下さる事でしょう。お彼岸を迎え、決意を新たにして、「南無阿弥陀仏」とお念仏を申し申しの毎日を、共々に過ごさせて頂きたいと思います。    合掌

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